MR.DING NOXLUX 50mm F1.1 E58 V2

OM1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4

Poorman’s Noctilux MR.DING NOXLUX 50mm F1.1 の 第二世代。昨年第一世代(左)を購入し、Noctiluxの代わりに開放F値1.1の世界を遊んでいたのだが、第二世代が発売となり、シルバーを購入してみた。 確か7月ごろにオーダーを入れ、9月頭に届いた。

OM1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4

ビルドクオリティは画像で見るよりも上質だ。昔のiPhoneの梨地のようなシルバーアルマイト処理をしている。 私もほとんどシルバーのレンズは持っていないが、他のシルバーレンズと比べても見劣りせず、むしろ好きな質感だ。重量も体感でわかるくらい軽くなった。実測でV1(437g)、V2(387g)  (フード、キャップ除いて)。

OM1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4

左から、Hektor 135mm / APO-SKOPAR 90mm / Jupiter-9 85mm / NOXLUX 50mm

ついでに、50mm F1.2 クラスのレンズを並べて大きさを比較してみた。

OM1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4

左からFE50mmF1.2 / NOXLUX V1,V2 / Elnomaxim 55mmF1.2 / Sonnetar 50mm F1.3

 OM1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4

圧倒的に軽量コンパクトなのは宮崎光学のElnomaxim / Sonnetarだが、NOXLUXもSONY GMレンズに比べればかなり小さい。

V1とV2の画質の有意差は私の目では分からなかった。MR.DINGのサイトでは、レンズの硝材やコーティングも改善したとあるので、専門的に検証すれば違いが出るのかもしれない。

それより私のV2の個体は距離計があっておらず、M型ライカで気持ちよく撮影できないのが痛恨だ。メーカーに問い合わせて調整方法も確認し試したが、どうにもうまく合わない。仕方ないので、ビゾフレックスを使ったりしてピーキングでピントを合わせている。(実際にはこちらの方がガチピンになるので、いつもより綺麗に写るのは皮肉なもんだ。。。苦笑)

以下は全て開放1.1のほぼ撮って出し画像。

M11 / NOXLUX V2

浅草橋の路地裏を歩いていると、小さな神社を見つけた。甚内神社というらしい。これくらいの距離と真昼間の強い光だと、ピント中心部は開放でも解像している。

M11 / NOXLUX V2

そのまま鳥居をくぐり、社殿を撮る。半逆光に近いからか、このふわっと柔らかい光に包まれた低コントラストな色がなんとも優しい気持ちにさせてくれる。パープルフリンジが出まくっているが、そんなことは気にしない。

M11 / NOXLUX V2

もう一歩近づき、社殿の錠前にピントを合わせてみる。すると、神社特有の落ち着いた感じが出てくる。しっとりとした湿度感というか、そういった描写のように思う。

M11 / NOXLUX V2
M11 / NOXLUX V2
M11 / NOXLUX V2

画角に強い光源が入ってくると、コントラストが低下し、湿度が上がる。

M11 / NOXLUX V2

帰り道、幹線道路の向こう側を撮ると、スッキリシャキッとした透明感のある描写になった。開放1.1でもある程度の距離と暗さがあると滲みなどは目立たなくなるのだろうか。

M11 / NOXLUX V2

V1もV2も、このレンズの青の描写がとても好きだ。

M11 / NOXLUX V1
M11 / NOXLUX V1
Z8 / NOXLUX V1
Z8 / NOXLUX V1

V1では、少し重さが気になってあまり持ち出さなかったが、V2は体感として結構軽くなり使い勝手が良くなったので、これから秋のスナップで活用したいと思う。また、Z8などのミラーレス機で遊んでみるのも楽しそうだ。

2 replies to “MR.DING NOXLUX 50mm F1.1 E58 V2

    1. コメントありがとうございます。ご参考になれば幸いです。私も先日までA7RIVやA7IIIを使っていましたが、Eマウントで使うのも良いかと思います!

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