
20年振りのフィルムカメラを買った。最近界隈では少し話題のPENTAX 17だ。
ここ数年?フィルムカメラが流行っているというのは知っていたが、ずっとフィルムを使っていた世代としては、あえて今フィルムカメラを使う意味が分からず、全く興味はなかった。しかもフィルム代や現像代が暴騰していたり、現像したフィルムをデジタルデータ化するなら、素直にデジタルカメラで良いではないか。

しかし、このような「人のやらない事をやってしまう」ことが大好きな性分であり、PENTAXのフィルムカメラプロジェクト自体は応援していた。

最近仕事の方がバタバタしており、いまいち写真やカメラと向き合う時間がとれずモヤモヤしていたのだが、ちょうどOM-1の買取ポイントがマップカメラで貯まっていたので、それを原資に予約購入した。
そして、発売日に手にしたのだが、デジカメと違いどうでも良いものをバシバシ撮る気にもなれず、しかもこいつはハーフサイズカメラで36枚どりフィルム1本で72枚撮れるので、写真を目にするのはもしかしたら1ヶ月とか?先になるかもしれない。
忘れていたが、昔はこうやって撮った写真を目にするまでに結構時間がかかったものだ。海外旅行などでは何十本もフィルムを持参していた。
ここ数年、レンジファインダーカメラで撮ることに喜びを覚え、カメラ、写真の楽しみ方の原点に回帰したように感じていたが、フィルムカメラはまさに原点中の原点、もしかしたらそこに我が写真道(それほど大げさなことではないが)の未来があるかもしれない。
ということで、しばしフィルムカメラでスローな写真ライフも味わってみようかと思う。
