
ずっと憧れていたレンズ、いわゆるパナライカの神ズームレンズを初めて使った。
ここ数年、マイクロフォーサーズを使い始めてからずっと気になっていたが、なかなか手に取れなかった理由は、その大きさと重さ、そして価格だ。

しかし実際に店などで実機を試すことはなく、いわゆる食わず嫌い(いや、ずっと気になっているのだから好きなのだが。。。)だったが、今回ハワイに来るにあたり思い切ってマップレンタルでレンタルしてみた。10日間ほどで3万円弱の出費だが、購入すると20万円は超えるし、お試しとして、そして旅の思い出写真を撮る大義名分、こういう出費はPricelessと言い聞かせる。

そして、まずとっても驚いたのは、「か、か、軽い」ということ。これは非常に不思議な感覚で、というのも私が常用しているM.ZUIKO 12-100mm F4より130g近く重いにもかかわらず、OM-1 MarkIIに装着して手にした時12-100mmより軽く感じたのだ。

そして、撮影してみての感想「良い!」。流石にマイクロフォーサーズ用ズームレンズで最高峰の写りと評価されるだけのことはある。なんせF値1.7通しのズームレンズだから、前代未聞なわけだ。
私なりに感じた初感は、描写がクリアでシャープ、OMDSのレンズよりも線が細い(どちらかというとNikonのレンズに近い)、色のりが良い(この点においてはSONYに近い?)、そしてボケ具合が滑らかで美しい(玉ボケは口径食でがち)。


OM-1 MarkIIにこのレンズを装着していると、それなりにデカイく目立つ。だから、家族とスーパーに買い出しに行き、食材探すふりしてパシャパシャしていると店員さんに「いいカメラだねぇ」と声をかけられる。昨年エジプト旅行の際にも思ったが、一眼カメラを持っている人が本当に少ないのだ。
さて、車の運転をし、スーパーの買い出しに付き合うふりしてレンズのお試し撮影に勤しむ。買い出しも撮影も家族それぞれに成果のある朝になったはずだ。
そして、私は帰国したら、このレンズの兄弟、LEICA DG VARIO SUMMILUX 25-50mm F1.7を試してみようと思っている。50mmを中心に広角か望遠か、見定め、購入したい。
