
Koshry コシャリというらしい、エジプトのソウルフード的な?ポピュラーな国民食のようだ。
どうせ美味いもんなんて食べれるわけない。。。という思い込みから、エジプト料理は何一つ調べてこなかった。しかしGizaの街中でガイドに連れられてKoshry専門店に入ってみた。
怪しげなプレートの上に色々と盛ってあり、「トマトソースをぶっかけて食え、フレンズ!」と言われた。この店のおじさんは全てのフレーズの語尾に「フレンズ!」をつける。
そして食べる時も全く箸が進まず(実際にはスプーンで食べる)、まぁ腹ごしらえになればと思い、(おそらく客観的にその様子を見れば「イヤイヤ」という表現の方がしっくりくるだろう)機械的に口に運んだのだ。
コシャリ、「美味い!!」
食べたことのない食感だが、あらゆる主食類(ライス、パスタ、マカロニ、豆。。)を細かく刻み、そこにフライドオニオンのようなカリッとした食感のトッピング。そして結構コクと旨味のあるトマトソース。
付け合わせのような辛いソースがついてきて「結構辛いぞ、フレンズ」と言われたが、欧米で食べる「結構辛いソース」はあまり辛くないパターンなので、侮って多めにかけた。
「辛い!!」 これは、四川レベルに辛いぞ、フレンズ。

この店のKoshryが特別美味いのか、Koshryそのものが美味いのか、エジプト滞在中に食べ比べしてみたい。
カタール航空の機内食で食べたオムレツなども美味かったし、ひょっとしてイスラム系の料理は私のお口に合っているのだろうか。そんなことを思わせるエジプトでの最初の食事であった。


夜飯は一人で外食も面倒くさいし、ビールでも飲みながら部屋のベランダでゆっくりしようと考えた。ベランダからピラミッドが望める安宿だが、ピラミッドの周りにはそういうプチホテルが沢山ある。
ホテルの横に商店があるので、ポテトチップスやチートスとエジプトのノンアルコールビールを買ってみた。
すっかり忘れていたのだが、イスラム教では原則お酒が禁止なので、商店にも売っていない。これは盲点だった。1日の終わりにビールを飲まない旅など想像すらしたことない。
仕方ないのでノンアルビールを飲んだが、これは不味い。いかに日本のノンアルビールが美味いか思い知った。一応保険で2種類買ったが、どちらもなんだか酸っぱいのだ。もしや、酒になる前の発酵状態?
しかしノンアルビール3本とポテチ類3袋買って、50エジプトポンド。250円。
安い、安いぞフレンズ!
