
ペッパーミルではない、Hektor 135mm F4.5+SHOTEN L.M/N.Z アダプターだ。(隣にあるのはペッパー・ソルトミル。カチカチとシャーペンの芯を出すような動作でミルされて便利)








Hektor 135mmを絞り開放で使う時、大きな玉ボケの中に黒点が2つ見えてしまう。レンズを覗き込むとチリのような汚れが内側についているようだ。
試しに分解してみたが、前玉を外すことが出来ずに今回は諦めた。だが、一つ収穫というか、分かったことがある。
Hektorは鏡筒の3/4ほどは空洞になっており、先端1/4程度の部分に別パーツのレンズ鏡筒がねじ込まれている。それを外してレンズ鏡筒を分解するわけだが、その空洞部分の内側に、手書きで描かれたシリアルナンバーを発見した。そして、このシリアルナンバーは見事に先端鏡筒部のリングに刻印されているシリアルナンバーと一致する。
60年以上も前のレンズだから、パーツが交換されていても不思議ではないが(ビンテージ腕時計などは、文字盤やカバーガラス、ブレスレットやそのパーツなど、様々な部分が製造当時から替えられていることが多々ある)、どうやらこのレンズは当時のままの可能性が高い。
それが分かっただけでも分解した意味があった。このレンズに関しては、だからと言って資産的価値が高まるとか、プレミアム価格が付くとかそういうことではないのだが、なんだか嬉しい。Dr.Hektorは健やかにお年を召されてきたのだ。
