
何年も前に近所のリサイクルショップで買ったJupiter-9らしきレンズ。確か2-3万円だったと思う。
買って早々弄っていたら距離計?がぶっ壊れ、ピントリングを回しても空回りしたり、ぐるぐると際限なく回るようになってしまい、まともには使えなくなってしまった。

したがって殆ど使わないのだが、ふと思い立って撮ってみると、やっぱり良い。とても柔らかい描写が性格の優しい愛犬くんの表情にピッタリなのだ。(性格の激しいもう一頭のお転婆娘には合わない気がする…笑)。

いつも哲学者のような少し気難しい顔で遠くを眺めている。

人の少ない街角限定なら、スナップにも良い。

馴染みの店なら、テーブルで怪しくカメラをいじっていても問題ないw

自分のデスクなら、ピントリングを数十回ぐるぐる回しても合わせることが出来る。急にピントあったりするから不思議。

ボケ具合に雑味がないというか、とても癖のない感じだから、車のヘッドライトも綺麗なイルミネーションになる。

さて、表題回収。ピントリングがまともに効かないこのレンズ、ピントを足で合わす必要があるのだ。前に進んだり後ろに下がったり。だから人の多い場所でのスナップには向いてない(ウロウロしないといけないからw)し、動きモノなんぞには全くご縁がない。

でも置きピンは結構得意

夜になると絞りとか距離計とか全く分からなくなり、とにかく足とピーキング(足ピン)頼み。両手で腰あたりに構え下見ながらウロウロと前後していると、TV局も近くロケ撮影に慣れている心優しき都会の方々は、「何やら映像でも撮っているの?ロケハン?」的な感じで少し避けてくれたり気を遣ってくださる。まさかでかいカメラ持ったおっさんがピント合わせにクネクネしてるとは思わないだろう。
もう一つのネックはその重量。おそらく真鍮だか鉄の塊だからとても重く使いづらい。しかしZ8に合わせてみると、重い物同士、結構バランスが良くなる。
これだけ映るのだから、来るZfとの重量バランスが良ければ、もう一本まともに動く個体を買っても良いかも知れない。

更新ありがとうございます。
いつもいちファンとして楽しみにしています!
使い古されたカブとLUUPのギャップが印象に残りました。
わんちゃんの性格とレンズの相性のお話もすきです。
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コメントありがとうございます! カブとLuupはまさに昭和と令和の象徴的な光景で面白いなと思いました。
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