
ここ数年、野鳥撮影にハマっている。

息子が小学生になる頃からか、私の父親が散歩の時に野鳥観察をするようになり、その影響で息子もバードウォッチングに興味を持ち、以来15年以上バードウォッチングを楽しんでいる。息子と唯一共通の趣味かも知れない。

数年前までは双眼鏡で見る趣味だったが、久しぶりに一眼カメラをいじるようになり、2年前、犬の散歩途中にSONY A7RIIにEF70-210を付けてシジュウカラやコゲラを撮ってみたところ、ハマった。
もちろん、それまでコンパクトカメラやスマホで撮影することもあったが、圧倒的に鮮明に撮れる一眼カメラ+望遠レンズに感動を覚えた。
そこからは、カメラ遍歴にもあるように、カメラ、レンズ沼にハマり現在に至る。望遠レンズもSIGMA 150-600 / Lumix 100-300 / M.Zuiko 100-400 / M.Zuiko 300/4 とエスカレーションの一途だ。
前置きが長くなったが、そんな野鳥撮影に昔からの一番の趣味である渓流釣りとの共通点を感じている。それが、Closest Wildnessだ。
野鳥はスズメやカラス、鳩も含めて、人の生活圏には必ず存在する最も身近な野生動物なのだ。野鳥撮影を始めるまではそんなことは考えもしなかったが、彼らは紛れもなく野生に生きている。(野良猫然り)。
今日も海辺でイソヒヨドリを撮影していたら、遠方から野良猫が静かに近づいてきた。私は被写体としての、野良は獲物としてのイソヒヨドリを挟んで対峙した。
そんな最も身近な野生動物である野鳥は、渓流魚と同じように賢く美しい。遠くから見る分には意外と簡単だが、近づいて美しい姿を写真に収めようとすると、途端に難しくなる。なかなか近づけないし、撮らせてくれない。
でもだからこその面白さがある。その辺も渓流釣りに相通じるものがあり、私がのめり込んでいる所以なのかも知れない。
